ご主人の「天然素材の家に住みたい」という想いから始まった家づくり。
途中、市街化調整、農地転用等なかなか思い通りに進まず、時間がかかりましたが 自然に囲まれた雄大なロケーションの敷地に景色と一体化したお家が完成しました。

敷地は東側、南側、西側へと田園や山の風景が広がる土地。
外観は雄大なロケーションから山の風景が呼応するように片流れの屋根としました。
外壁は自然素材の吹付けの外壁材を使用して、色は自然に溶け込む優しい色合いとし、また、玄関部分だけはガルバリウム鋼板で仕上げ、見る角度によって印象を変えています。

造作の玄関を入るとすぐに家事室がお目見え。
帰宅後すぐに手洗い・うがい等で清潔に室内を保ち、また朝の忙しい時間も身支度を整えてすぐに出発でき、大変便利です。さらに、広々とした家事室は南側の窓から自然光が入り明るく、日当たりも抜群。
造作の棚には沢山の収納スペースがあり、洗濯→物干→収納を簡潔に。
景色を眺めながら気持ちよく家事を行えます。キッチンも近く、家事動線もばっちりです。

LDKは特に奥様がキッチンとリビング、ダイニングの繋がりをとても大切にしておられた場所です。
その思いをくみ取り、家族と会話を楽しみながら料理を楽しめるように、キッチンからLDを見渡せるように配置しました。また、今までの住まいが床座で寛いで過ごされていた為、リビングの一部は畳スペースとし、引き続き小さいお子様がゴロンと寝転がったり、一緒にお昼寝をしたり癒しの場所として確保しています。さらに、一角に設置した薪スト―ブと、大開口から広がる景色がせわしない日々の中で、家族で一緒に大切な時を過ごす空間として、季節の移り変わりを感じられる居心地の良い場所・空間となりました。

階段下には大きな収納スペース＆ブラーバ（お掃除ロボット）基地を設置。
ブラーバは意外と大きくて場所を取り、収納に困りがちですが、ぴったりと納まる専用の基地でスッキリ。邪魔になりません。

2階はプライベートスベースと奥様の書斎を設けました。
奥様は家で仕事をすることも多く書物も多いことから、集中して仕事が出来るように完全な個室に。
子供室と寝室の間に設け、いざという時にはお子様の対応もすぐできます。
天井の無垢材と壁紙（月桃紙）の深緑が落ち着いた空間を演出しています。

雄大なロケーションを活かし季節の移ろいを日々の暮らしから楽しめるように施工しました。
共働きのご夫婦が帰宅時や休日の家族と過ごす何気ない時間が愛おしい特別な時間になる、
ご家族それぞれの家族を思う気持ちが形になったお家です。