WISE SCAPE - ワイズスケープ / 福島の木造注文住宅、住宅設計

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中庭と共に、コの字型平屋の家

中庭と共に、コの字型平屋の家

福島市の中心地。この敷地に立ったとき、当たり前のように私たちが最初に考えたのは、周囲の環境と、住む人との距離感。人も車も行き来の多い立地でプライバシーを守りつつも、どう心地よく、快適に暮らすのか。閉じるのは簡単です。窓を絞り、壁を立て、風、光、音、気配、空気と全てを遮断する。でも、それはお施主さんがこの場所を選んだ理由、弊社に相談した理由、それらの答えにはなりません。あくまでも街に溶け込み、景色に馴染み、風土と調和すること。そして、自身はもとより、子ども、そして孫の世代までも、末永くそして心地よく穏やかに住み継げる、住み継ぎたいと思える慎ましい佇まいであること。
それらの願いを実現するための答えが、外に開きつつも適度に閉じるというコの字型という選択でした。

外壁は昔から培われてきたシンプルな左官仕上げ。ただ、道路に面した外壁には、表面を敢えて粗く削った栗板を採用。道路沿い、歩道沿いという環境への耐候性は勿論、町並みに木という素材の普遍性は勿論、温かみ、懐かしさ、そして手触り感を呼び起こしたいという意図です。

そんな住まいの顔である玄関は、昔ながらの通り土間をイメージ。たっぷりの収納を設け、外に出ずとも様々な身支度、準備、使い方が出来るように設えています。

LDKは天井も高くのびやかな空間に。リビング、キッチン、ダイニングは広々としていながらも、床座、椅子、畳とそれぞれ思い思いの過ごし方が出来るよう居場所感を意識。L字の造作デスクを設けたワークスペースは、在宅ワークや読書、学習スペースとしては勿論、ドレッサー機能も備え、用途に合わせ様々な使い方に変えられる場所です。

キッチンは無垢材とステンレスを組み合わせたフルオーダーのアイランドキッチン。隣接したパントリーには簀戸の建具で生活感をやさしく隠しながら、素材の温かみを感じられます。

一方で水回りなどのプライベートスペースは機能に合わせ集約。人目を気にせず心身を整えられる効率的な配置としています。

延床面積約44.3坪、ご夫婦、お子様と暮らす子育て世代の家。今、そしてこれからへの願いを強くしなやかな構造と、信頼できる本物の素材と職人の施工技術、普遍的かつ機能的なデザインで形にした、誰もが憧れる平屋の住まいです。