DIALOGUE025
流行と本質、豊かさ part1
話し手:代表取締役 渡邊
今回は住宅の流行についてです。
お話は外観から内装、お客さまとの打ち合わせ、そして家づくりの本質へと続きます。
ー今の流行はありますか?
四角を組み合わせたような、ボックス型の家とか軒のない家、まあこれは以前からだけど、かな?
ー今建て売りとかで出てるやつですか?
そう。ボックス型の家、四角のスクエアの形を組み合わせたようなのが流行りじゃないかな?
ーあれは流行りなんですかね?
流行りっていうかまあ分かりやすいからね。パッと見に分かりやすいし違いが分かりやすいじゃない?パッと見で「なんとなくかっこいい」「なんとなく他の家と違ってる」って思われやすい面があるかな。結局ね、売る側、つくる側はみんなその時代の「売れる商品、デザイン」を求めてる。まあ商売だから当たり前と言えば当たり前。そもそもそれを研究し売りにしているところがある。大手、各メーカーはそうだし、コンサルもそうだろうし、設計事務所もそう。そして規格化しパッケージ化してプロモーション化する。これが流行、売れるデザインと銘うってね。そうやって流行を誘導する。工務店や各会社はその商品、デザインをお金を払って買う。そしてそれを売る。全社そうだとは言わないけど各社が独自で考えてる、ポリシーがあってつくってるわけじゃない。他所から買ってくるのよ。でもね、簡単に他と違いを出そうとするとそういう風になってくるんだよ。だってね、予算管理しつつ全体の立面を整えバランスを考え、間取りも自在にあやつりながらって、誰もが出来るわけじゃない。出来る人は限られてるし簡単ではないからね。
つくる側、売る側はぱっと見で違いがわかり、競争力があるデザインで尚且つコスト管理ができる商品、規格品がほしい。コンサルや設計事務所は、自身で施工は出来ないし売ることもできない、けども商品開発やデザインは出来る。ましてある程度パッケージ化されていれば、設計事務所はデザインや設計監理はやらなくてよい、手間が省ける。コンサルは各社にあった商品戦略や改善策を一品生産で考えなくてよい。工務店は売上利益があがればいいし、売上利益があがればその分ライセンス料?や使用料?などの収益がコンサルや設計事務所、フランチャイズ本体?によりはいるようになる。まあお互いの利害が一致するんだろうね。
さらに言えばさ、今は何でもそうだけど、「理解するのに手間がかかる、頭で考えなければならないことが毛嫌いされる風潮」があるよね。スマホ、インスタ、ユーチューブの影響だと思うし、由々しき事態とは思うんだけどさ。結局そういう傾向や昨今の好みなどそれらも踏まえて商品開発される。だから小難しい説明はいいからパッと分かりやすく、簡単に違いが分かる、出る、というものが支持される。ただ、一方で、屋根が出て軒が出ての建物は、昔からある風景、景色ではあって、それとは何か違いを出したいという、作る人、設計する人、デザインする人の純粋な思いがあって出来ていることもある。その思いと敷地を真摯に読み解いた結果、四角、スクエア、ボックスを組み合わせた建物になったということもあるとは思うよ。流行りとは全く関係なくね。これだけはそんな純粋な方々の名誉のために付け加えておきます。
ー流行の外観は今伺いましたが、内部は?中は?
同じじゃない? あくまで建材などの既製品、上で述べたような商品化されたもので差別化しようとするから。同じ。まずは見た目。本質よりもぱっと見。あ、ちょっと辛辣?笑。まあ最近の建材わりとよくできてるからね。安っぽくないとか。
傾向で言えば、家ってよりも宿泊施設、店舗等の商業施設みたいな感じが流行りなんじゃない?やっぱりわかりやすいからね、そういう風にやると。ちょっとおしゃれですって。でも飽きるんだけどね。家は店舗と違って日常だし、時間軸が違う。比較的若い時から体自体に変化が起きる、趣味嗜好が変わるぐらい長く共にする場所。無味乾燥とは言わないまでも、自然体、自分や家族、外の世界が変わってもちゃんと受け止められるような大らかさがあるのが一番。料理で言えば、お鮨でも懐石でもフルコースでも焼肉でも中華でもお好み焼きでもなく、白いご飯とみそ汁、漬物、だよね。見た目は何の変哲もない。邪魔しない、主張しない、それでいて奥深い、いくつになってもしみじみと味わえる。ある意味で見た目や味付けで誤魔化せない。それが本来住まいに求められるものだと思うよ。
ー最近お客さまとの打合せなどで求められるものはどんなことでしょうか?
それはやっぱり 昔よりも暖かくとか温度差がなくっていうのは...。まあ一言で言えば数字などのハード面の要求が増えたかな。○○等級とか、C値とかね...。心地よさとか気持ち良さとか、見た目が優しいとか肌ざわりが何となくいいとか数値であらわれないものは支持されにくい。結局数字の安心感がほしいんだろうね、住む人もそしてつくる人も。この数字だから大丈夫、という。ましてこれだけ簡単に情報が入り、周りと比較しやすい、されやすい社会だから自分の基準、感覚を信用できなくなってる。どうしてもお墨付きが欲しい。それも分かりやすい形で。でもねえ、感覚を大事にしてほしいけどね。何となく息苦しい、すっきりしないとか...。すっごく大事だと思うけどね。つくる側は勘所ね。まあ今は数字と保険料やその他補助金なども連動してるからこの流れはもうどうしようもないな...。あと付け加えるとすればデザインや意匠面での要求も増えているんじゃないかな。情報が簡単にとれるからね。その影響かな。
ー結局は家に何を求めるかって思います。それがずれてるとどうしようもない...
でもそういうことですね。
私ずっと言ってますし、うちに相談に来てくれた方は勿論、家づくりの途中でも事あるごとに言い続けてきましたけど、結局は何のために家建てるの?っていう。何のために建てるんですか?って、それが一番大事。本当に。それをちゃんと考えなきゃならない。世の中、まして昨今の価値観、ほかの誰かのお仕着せの価値基準で決めちゃいけないし、よしんば数の多寡、声の大小が物事の道理でも正誤でもない。今の流行、持て囃されてることなんて5年10年で簡単に変わる。何に価値を置くか、何を価値として家を考えるか、家を建てる意味、意義。これはよくよく考えないと。それがあやふや、何となく、家賃が勿体ないから、まして周りが家を建ててるからなんかの理由なら絶対やめた方がいい。ずっと言ってる。
このインタビュー、この先含め載せられないと思うよ、本当に(笑)
「何のために家を建てるのか」この言葉がずっと頭に残りました...。
白いご飯とみそ汁のたとえが、妙に腑に落ちた回でした。
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027
流行と本質、豊かさ part3
前回part2では、地域の風土を無視した「流行り」のデザインについて、代表が率直な思いを語りました。今回part3では本当に価値ある建物とは何か。お話を伺います。
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026
流行と本質、豊かさ part2
前回DIALOGUE 025では、流行と家づくりの本質についてお話を伺いました。今回part2では、話はさらに本質へ。地域に根づいた風土や町並み、そしてソーラーパネルが広がる景観について、代表が思いを語ります。
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025
流行と本質、豊かさ part1
今回は住宅の流行についてです。お話は外観から内装、お客さまとの打ち合わせ、そして家づくりの本質へと続きます。
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024
愛着について part2
前回に続き、「愛着」についてお話を伺っていきます。今回はオーナー様から実際に寄せられた「記憶に残っているお施主様とのエピソードはありますか?」というご質問に対して、渡邊が率直に語ってくれました。
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023
愛着について part1
今回のダイアローグでは、実際にWISE SCAPEのお客さまから寄せられたご質問をもとに、代表・渡邊にインタビューしました。数あるご質問の中から、今回は「印象的なお客さまとのエピソードを交え、『愛着』とは何か」について伺いました。
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022
プランについて・おまけ2
今回は、本題に入る前に少しだけ「プラン」にまつわる補足的なお話です。実際に家をつくる中で感じていること。そして、0からプランを練り上げる上で必要な力とそれがどれだけ貴重なものか...代表(渡邊)が問わず語りに話し始めます。
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021
プランについて・おまけ
これまでのプランについてのインタビューの締めくくりとして、ブレイクタイムの回です。語られるのは設計の本質や、住まいづくりにおけるプランの重要性について。建築の仕事はプランだけではない...。真に「設計する」ということの深みを、改めて振り返ります。
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020
プランについて part5.
家づくりで大切なのは、設計者を信頼し、自分の暮らし方や価値観をしっかり伝えること。ただし、細かな指示ではなく、「どう暮らしたいか」を共有することが本質です。part5では、敷地の特性を活かしたプランの考え方や、調和の取れた住まいづくりについて掘り下げて伺いました。
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019
プランについて part4.
家づくりにおいて、敷地の条件は決して無視できない重要な要素です。建物は単体で成り立つのではなく、周囲の環境と調和してこそ、本当に価値のあるものになります。今回は、街並みの美しさや住宅の本質について掘り下げながら、なぜ敷地を深く理解することが良い家づくりにつながるのかを語ります。
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018
プランについて part3.
前回のDIALOGUE 017では、建築に関して敷地の持つ条件を読み解くことが、設計の出発点であるという話をしました。今回はその続きとして、どのように敷地の特性を考慮していくかを掘り下げていきます。
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017
プランについて part2.
建築において、本当に大切なのは、敷地の特徴を読み解き、周囲の環境と調和するデザインを生み出すこと。(前回より)今回は、敷地を最大限に活かし、自然と調和する建築のあり方について掘り下げて伺いました。
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016
プランについて part1.
今回のインタビューでは、渡邊がプランのつくり方から始まり、良いプランとは?、WISE SCAPEが大切にしている基本的な考え方について伺いました。
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015
木材について part6.
「木材について part6.」では、自然乾燥や低温乾燥の木が持つ本来の特徴と、それを踏まえた建築の魅力について深掘りします。癖を見極め、動きを予測しながら家をつくる知恵や、木材に込められた文化と未来への代表の想いをお届けします。
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014
木材について part5.
木材についてのシリーズ第5弾として、乾燥低温の持つ木材本来の特性について、木の色や匂い、靭性といった魅力をどのように生かすか、高温乾燥との違いについて詳しく伺いました。
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013
木材について part4.
「木材について part4.」では、木材の選別に対する考え、特に低温乾燥機を使用して品質を保つ重要性や、材木屋さんのこと、個々の木材の「個性」を生かす思いを伺いました。
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012
木材について part3.
「木材について part3.」では、無垢材と集成材の違いや、木材の工業製品化による特徴の変化について代表に伺いました。
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011
木材について part2.
part2.では、国産材と外材の違いや価格変動、国産材不足の背景、木材資源の持続可能性や管理の重要性について代表が語ります。
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010
木材について part1.
今回は、木材についてです。材へのこだわりや、国産材を選ぶ理由、木の魅力、木への思いについて伺いました。
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009
大工について part4.
大工についてpart4、今回で最終回です。最終回では、社長の大工職への思いを伺いました。
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008
大工について part3.
大工さんに向いている人とはどんな方でしょうか?今回は、その適性や現代社会の中で求められる資質について伺います。
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007
大工について part2.
前回、大工という仕事に求められるスキルや、社長が考える理想の大工像についてお話を伺いました。part2では昔と今の大工さんの違いに焦点を当ててお話を伺います。
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006
大工について part1.
前回、社長から注文住宅をつくる上で、大工の腕や技術がいかに重要かというお話しがありましたが、今回はさらに踏み込んで、大工という職業についてお伺いしたいと思います。
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005
注文住宅で大切なこと
多くの方が関心を持っている注文住宅ですが、本質を理解しないまま進んでしまうことも少なくありません。今回は本来の注文住宅とは何なのか...お話しを伺いました。
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004
注文住宅が向いてる方、向かない方について
前回、社長のお話を伺って注文住宅への熱い思いを知ることが出来ました。今回は具体的にどのような方が注文住宅に向いているのか、また逆に向いていないのかを伺いたいと思います。
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003
注文住宅とは
前回はWISE SCAPEの10年間を振り返り、今後の展望についてお話を伺いました。今回は社長が考える「注文住宅」とは何か?、本当の意味での家づくりとは何かを語っていただきます。
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002
WISE SCAPEを立ち上げてからその後
前回はWISE SCAPE誕生までの経過について社長の想いとともにお伝えしました。第二回目はWISE SCAPE立ち上げからのその後を伺いました。
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001
WISE SCAPEが出来るまで
お客さまからよく、社長の思いをもっと外に発信すればよいのに..との声が多々あり、それなら聞いてみようとこの企画が誕生しました。記念すべき第一回目はWISE SCAPEの誕生するまでを伺いたいと思います。