WISE SCAPE - ワイズスケープ / 福島の木造注文住宅、住宅設計

COLUMN

07.
家というおおらかな「器」を持つこと

家に求めるものは、住むひとの数だけ存在します。
そのご要望にできるだけ細やかにお応えしていくことこそが、家づくりのプロの仕事です。

でも、要望に応えるだけがプロの仕事ではありません。私たちには、プロとして、あるいは、家づくりを通じてお客様と関わるひとりの人間として、心に抱いている「ひとつの願い」があります。

生きてれば、いい時ばかりではありません。晴れの日ばかりではなく、雨の日も、嵐の日もあるでしょう。家族のかたちも、住むひとの年齢も、生活のスタイルも、好きなものや楽しいと感じることだって、時とともに変化し続けていきます。

人生の中で起こる数え切れないほどの変化と、その中で体験するうれしいこと、楽しいこと、悲しいこと......さまざまな感情を全て受け止め、受け入れてくれる場所。それが家だと思っています。

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世の中が変わっても、自分たちが変わっても、何が起こっても、変わらずに待っていてくれる場所。私たちが想い描く家とは、そんなおおらかな「器」なのです。

ひとりでも多くのお客様と、そのご家族に、帰るべき場所、おおらかな器としての家を持ってほしい。本当の意味で価値のある家、家族の財産だと思える家をおつくりしたい。

それが私たちの願いです。
この願いをお客様と共有し、もっといい家を、もっといい人生をおつくりできたら。私たちは、そんな想いを胸に、日々の仕事と向き合っています。