COLUMN

‘make scene’ 景色をつくる、家

03 階段の表情

家の中でも、大きなウエイトを占める階段は、家のシーンに大きく作用します。
2階に上がるために必ず必要な階段をどう納めるのか。
導線も含め、家の質を大きく左右する要因です。
この階段をより魅力的に納めた例をいくつかご紹介します。

s-_DSC6282.jpg
階段下のスペースを書斎に。
一般的には納戸にすることが多い階段下にスペースを作ることにより、
視線が抜け、階段の強い存在感が軽減され、すっきりと見えます。
この場所は籠る雰囲気で落ち着くスペースとなりました。

_DSC0137_2.jpg
階段の壁をなくし、ステップが見えるようにしました。
手すりはオリジナルデザインで制作し、軽やかさを増しています。
階段下に収納がありますが、重く感じません。
手すり、ステップのデザインを工夫することで、このお住まいの象徴的な存在となりました。

_DSC0531_2.jpg
最後は、階段の入口の工夫。
壁に丸みを持たせ、気品を感じるデザインに。
左官職人による、美しい仕事です。
リビングに抜けるニッチ(窓のように抜けている部分)と相まって、
女性らしい、やさしい印象となりました。

機能を満たすだけではなく、美しさを細部に求めると、
その住宅に素晴らしいシーンを生むことができます。