COLUMN
09.
光のデザイン......暮らしを照らす「名脇役」。
「借景」という言葉をご存じでしょうか。
それは、自分の敷地の外にある木々や空の眺めを借りて、家の中に景観を取り込む手法。
窓が果たす大切な機能のひとつです。
WISE SCAPE が窓のことえを考えはじめるのは、家づくりの中でもかなり初期の段階。
家を建てる敷地と向き合うときです。
どの方角に、どの高さで、どれくらいのサイズで窓をつくるべきか。
窓を開けたらどのように光や風が入ってくるのか。どんな景色が見えてくるのか。
毎日、その景色と向き合うことで、住む人の暮らしにどんな影響が生まれるのか。
もちろん、光や風は心地よく、景色は美しく感じられることがベストですが、私たちは、同時に、その「感じ方」にも気を配っています。
朝起きてカーテンを開けると、木々の揺らめきや、空模様が目に入る。
季節や天候のわずかな変化を感じ取りながら、今日1日の過ごし方に想いを巡らせる・・・・・・
私たちが窓をデザインするときにイメージするのは、そんなひとときがある豊かな暮らしです。
こうした考え方がわかりやすくあらわれている窓をご紹介しましょう。